市内在住の矢島聖蘭さん(関東第一高校3年)が小倉百人一首競技かるた第46回全国高等学校選手権大会で2連覇を果たしたとして9月13日、阿部裕行多摩市長を表敬訪問した。矢島さんは同校のキャプテンとして出場し、個人戦・団体戦ともに2年連続の優勝となった。
競技かるたは「小倉百人一首」かるたの札を使い、読手が読んだ読み札に対応する取り札を2人の競技者が一対一の対戦方式で、相手より早く取ることを競うゲーム。
仲間の応援のおかげ
矢島さんは、競技かるたの「甲子園」とも言われる全国高等学校選手権大会に出場した。全国の予選を勝ち抜いた各都道府県代表58校で争われた団体戦は7月20日に滋賀県で行われた。5人の競技者で競われる団体戦では、予選を勝ち抜いた8校が決勝トーナメントに進出した。関東第一高校はトーナメントでも順調に勝ち上がり、2年連続2回目の優勝を果たし、史上6校目の連覇を達成した。
矢島さんは「個人戦だったら負けておしまいですが、団体戦では私が負けても勝ち残るかもしれないという気持ちで臨んだ。メンバーには負けるという気持ちを持たせないように自分の経験を伝えた」と話す。
現在、全国の高校生で唯一の7段を所持する矢島さんは一度も負けることなく優勝に貢献した。
強気で勝負
翌日に行われた個人戦でも、昨年に続く2連覇を果たした。矢島さんは「毎試合プレッシャーでしたが、部活の仲間が応援してくれて支えてくれたので、勝てて良かった。最後は意地でも勝ちたかった」と仲間に感謝の気持ちを伝えた。
表敬訪問を受けた阿部市長は「2連覇おめでとう。とてもすばらしいこと」と賛辞を送った。
夢はクイーンに
また、矢島さんは7月28日に多摩市立武道館で開かれた第31回全国競技かるた多摩大会でもA級(4段以上)部門で優勝している。
高校生在学中に最高段位である8段昇段も視野に入れる矢島さんは「4大大会のタイトル獲得、クイーンを狙いたい」と意欲を見せた。
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