(社)大和青年会議所(大和JC・薩田衛理事長)が主催する「キャンドルナイト いしのまき・やまと〜明日へ向かって〜」が、8月25日(土)に大和駅西側プロムナードで開かれる。(社)石巻青年会議所とコミュニティFMの「ラジオ石巻」の協力を得て、宮城県石巻市と同時に開催する。
キャンドルナイトは、「照明を消し、キャンドルを灯して過ごそう」という、世界的に展開されているスローライフ運動の1つ。日本では「100万人のキャンドルナイト」と銘打ち、2003年の夏至に第1回を開催。以降、夏至と冬至の夜を中心に行われてきた。
大和市では大和青年会議所が中心となり、2007年からスタート。5回目の今年は、東日本大震災が起きて以来、同会議所が支援活動を行ってきた宮城県石巻市と同時に開催する。
幼稚園児の絵画も
当日は午後4時から、通行者らにキャンドルカップに絵やメッセージを描いてもらうコーナーを設置。石巻市カトリック幼稚園の児童100人と大和市内の幼稚園児500人が「大切な場所」をテーマに描いた絵も展示する。また、石巻市の名産品であるワカメ、味噌、昆布、ワカメドレッシングの4品を販売。石巻市など被災地への継続的な支援を訴えるという。
午後6時からは大和、石巻両会場でキャンドル千個をハートの形に並べて点灯。大和会場で行われる「大和クレールシンフォ」のコンサートを、ラジオ石巻(76・4MHz)とFMやまと(77・7MHz)で8時半まで同時に中継する。
活動の中心を担う大和JCの岡田誠二さん(34歳)は「これまでは復興支援という形で石巻市と交流を続けてきたが、これからは被災地という意識ではなく、お互いに気持ちを共有し、一緒に未来に向かって歩いていきたいという思いを込めて同時開催を企画した」と話している。
時間は午後9時まで。問い合わせは【携帯電話】090・4455・0032・岡田さんまで。
「みんなを笑顔に」
また、「温かみがある」と話題になっているのが、このイベントのポスター。手で作ったハートの中に、日本地図上の石巻と大和が明るく光り、笑顔のキャンドルが並んでいる。
デザインを手がけたのは、大和青年会議所のメンバー・中村典生さん(39歳)が代表を務めるエレクトリックデザイン(株)の森友香さん(20歳・今号「人物風土記」)。森さんは宮城県塩釜市の出身。仙台デザイン学校を卒業し、4月から同社に入社した。昨年の震災で親戚を亡くしているという森さんは「デザインを通じて故郷と関わりたいと思っていましたが、こんなに早く実現するとは思いませんでした。見ていただいた人が笑顔になってくれれば嬉しい」と話している。
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>