大和市教育委員会(滝澤正教育長・森山寛委員長)と大和市が20日、大和市保健福祉センターに市内の学校関係者ら230人を集め、初めての読書フォーラムを開催した。
「読書力の向上で生きる力を培う」ことを教育の最重要課題のひとつに掲げる市教委と大和市では、市民意見公募手続きを経て2009年に「こども読書力向上プラン」を策定。子どもに読書の喜びを伝えるために読書環境の整備などハード事業や読書普及に向けたソフト事業を展開してきた。
今回の読書フォーラムはその一環として初めて開催されたもので、学校や家庭、地域の関係者らが一堂に会し、行政の考え方や施策を再認識、共有することで市内の子ども達の読書活動を前進させたい狙いがあった。
フォーラムでは、市の取り組みについての説明や意見交換のほか、読み聞かせ実演、学校図書館アドバイザーとして活躍する五十嵐絹子氏の講演も行われた。
会場では「大和市子ども読書感想文コンクール」の表彰式も行われ、5922点の中から優秀賞に選ばれた15人が登壇。さらに昨年の「全国子ども読書感想文コンクール」で神奈川県教育長賞を受賞した2人にも特別賞を授与した。
優秀賞・特別賞の受賞者は以下のとおり(敬称略)。
【小学校低学年】原田怜(福田小1)、阿部花音(林間小2)、駒井秀成(引地台小1)、辻初姫(大和東小1)【中学年】草場美栞(北大和小3)、張ヶ谷芽依(下福田小4)、古庄璃子(緑野小4)【高学年】弓削和果(西鶴間小6)、池城徹(南林間小6)、鶴巻澪(深見小5)、高松奈緒(大和小6)【中学校】一ノ瀬奈津美(大和中3)、横溝苑佳(つきみ野中3)、高槻映太(大和中1)、笠原舞夢(光丘中1)【特別賞】高槻将五(大和小4)、二上大悟(中央林間小6)