大和市在住の漫画家・村瀬克俊さん(34)が、集英社「週刊ヤングジャンプ」の連載漫画『モングレル』を執筆している。
生まれも育ちも大和市の村瀬さん。上和田中学校を卒業後に「漫画家になりたい」という夢を持つも、漠然とした10代を過ごしたという。
20歳を過ぎた頃、就職していく友人の姿にあせりを感じて一念発起。部屋にこもり、3カ月で3本の漫画を描き上げて投稿するも落選。そこで初めて自己流の限界を感じ、デッサンを勉強し直すことにした。
23歳の時、週刊少年ジャンプの月例賞に応募した作品がきっかけで連載漫画家のアシスタントに。「大変な環境でしたが、技術と根性が身についた。この経験があったからこそ今の自分がある」と村瀬さん。2003年に「福輪術-ふくわじゅつ-」でジャンプ十二傑新人漫画賞佳作を受賞。翌年に「青マルジャンプ」(集英社)に掲載され、デビューを果たした。
大和も登場
7月に巻頭カラー54ページで連載が始まった『モングレル』は、体操の世界で挫折を味わった「元天才少年」の主人公が、キックボクシングを通じて自分の可能性を模索する物語。2007年の『K.O.SEN』、11年の『DOIS SOL』(共に週刊少年ジャンプ)に続く連載3作目となる。
舞台のキックボクシングジムのモデルは、自らも通う大和南の「リフレックジム」。オーナーを務める百瀬竜徳さん(34)とは中学時代からの友人で、これまでもお互いの活動を応援しあってきた仲。作品では百瀬さんが格闘シーンの監修を担うこともある。
また、10年以上通う福田の居酒屋「秋田屋」や、架空の「大和北高校」が登場するなど、随所に地元の大和が登場する。「そういう発見も楽しんでもらえれば」と笑う村瀬さん。
今後の夢は、雑誌の「看板」となる漫画を描くこと。「面白いと言ってもらえることが一番の励み。トップを取れるように頑張ります」とさらなる高みを目指す。
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