教職員OBが講師に 「放課後寺子屋やまと」始まる
大和市教育委員会は、2014年度の新規事業として、教職員OBなどが放課後に児童の学習指導をする「放課後寺子屋やまと」を市立小学校6校で実施する。その先陣を切り、12日に林間小学校、大和小学校の2校でスタートした。
同事業は、児童が授業だけでなく、放課後にも学習支援を受けることで、学習習慣と基礎学力の定着を図ることを目的としている。 原則として実施校の4年生以上が対象。週に3日、午後3時から5時(冬期は午後4時半)に学校の空き教室などを利用し開催する。教職員OBの「コーディネーター」を各校1人、教員免許を持つ「学習支援員」を各校2人、市非常勤職員として採用。勉強のサポートにあたる。人件費や備品代として、今年度は1724万円の予算を計上。今後は地域やPTAからもボランティアスタッフを募る予定だという。
12日には林間小で8人、大和小で14人の児童が参加。国語と算数を中心に、宿題や予習復習などのプリント学習に取り組んだ。参加者は「単位の変換方法を教えて」「文字式の解き方はどうすればいいの」などと、積極的に質問。これに対し、コーディネーターと学習支援員が一つ一つ丁寧に答えていた。
大和小でコーディネーターを務めている八木吉郎さん(63)は「わかる喜びやできる楽しさを知ってもらい、学習習慣を身に付けてもらえれば」と話していた。
14日には渋谷・柳橋・西鶴間小学校の3校、19日には福田小学校でも始まる。
市教育委員会では、同事業について今年度の状況を踏まえたうえで、「2015年度には市立小学校全19校での実施を目指す」としている。
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