愛する母と故郷に捧ぐ 渋谷在住の正木さんがソロデビュー
2012年に23人の女性で結成された演歌グループ「YOKOHAMA屋」。そのメンバーとして活動を続けている渋谷在住の正木博子さん(63)がこのほど、正木奈々子の芸名で、ソロデビュー作となるCD「高山本線旅めぐり/花が咲いた」をクラウン徳間ミュージックから発売した。
第2の人生
石川県で生まれ、飛騨高山で育ったという正木さん。18歳で大和市に移り住んだ後、理容室「ふれんど」を開店。現在も理容師を本業としている。
歌を本格的に習い始めたのは4年ほど前から。「YOKOHAMA屋」への加入も、同グループの生みの親である作詞家・たきのえいじ氏のカラオケレッスンに生徒として参加していた時に、声がかかったそうだ。「歌手になる夢は持っていなかったのですが、人生って面白いですね」と正木さんは笑う。
想いを込めて
今回のソロデビューは、一昨年の夏に、飛騨高山で暮らす母が病に倒れたことがきっかけだった。生きる活力を失っていた母に何かできることはないか、そう尋ねると「飛騨高山の歌を歌ってほしい」、そんな答えが返ってきたという。
そこで高山市の観光課に問い合わせると、同課の職員から「小柳ルミ子さんの『私の城下町』のような曲を作ってもらいたい」とのリクエストをもらった。さらに観光用の資料なども送ってもらい、たきの氏に相談。自らの想いを伝えた結果、完成したのが「♪おもいで積んだ列車に乗って…」という歌詞で始まる「高山本線 旅めぐり」だった。
4月に発売されたCDは評判も上々のようで、すでに数回、飛騨高山のラジオ番組に出演を果たしている。また10月には現地でのディナーショーも決定しているそうだ。
「母が本当に喜んでくれて。すでに50枚くらい、近隣の人にCDを販売してくれているみたい」と笑う正木さん。「母だけでなく、同世代の人たちが元気になれる曲を歌い続けていきたい」と意気込んでいる。
CDは税込1234円で、全国のCDショップなどで注文が可能。問い合わせはY音楽工房/【電話】03・6277・0860へ。
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