Y-1グランプリ実行委員長を務める 陳(チン)勝(カツ)さん 大和東在住 26歳
やってみないと始まらない
○…大和市の新名物を作るグルメイベント「Y-1グランプリ」の中心役を担う。5月の開催に向けた審査会を終え、9店舗の出店が決まったばかり。今年はテーマを「串料理」に限定したこともあり、和洋のコラボなど随所に調理の工夫も見られ、審査も白熱。「大和を盛り上げたいという会場の熱気を市民一人ひとりに伝えたい。本番が待ちきれない」と意欲を見せる。
〇…市内で20年続く中華料理店「品珍酒家」の代表に4年前に就任。今でこそ、60人の宴会でもスマートに仕切れるようになったが、当時は右も左もわからず開店休業状態の時もあった。「とにかく先代のお客さんを守らないと。もっと地域に出ていかなければ」と(一社)大和青年会議所に入会。「自分よりも年下の人たちが活躍していることが衝撃で、身が引き締まる思いがした」。被災地復興支援を兼ねたキャンドルナイトなどの企画にも参加し、仲間との絆を深めた。「忙しいのは求められている証拠」
〇…七夕まつりで知られる平塚市出身。あちこちの料理店に勤める両親の影響で引っ越しが多かった。「中国語を話す転校生は注目の的。一緒に遊べばすぐにみんな仲良し」。ITへの興味から大学は情報理工学部へ。「勉強よりもテニス」とサークルを3つ掛け持ちし、青春を謳歌。卒業を前に家業を継ぐかどうか打診され、「代表なんて早すぎるとも思ったけど、何事もやってみないと始まらない」と覚悟を決めた。
〇…一昨年、ビジネススキルをあげようと中国北京に1年間語学留学。アメリカ、ドイツ、タイと多国籍な友だちもできた。「英語が話せない分、逆に中国語レベルが上がった」と成果は上々。息抜きを兼ねた「ひとり食べ歩き」が趣味。市内はもちろん、県外にも足を運ぶ。時間があれば、友人を得意料理でもてなすことも。「一息ついたら、会議所メンバーで盛大に騒ぎたい。今はこの慌ただしさを思いっきり楽しみたい」
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