大和茶道会(岩本宗翠会長)が「茶の湯の会」を中央林間の茶室「慈緑庵」で開き、一般的なお茶席の他に男性だけで薄茶を点てる席を設け、訪れた人たちの話題を呼んでいた。
茶の湯の会は11月15日に大和市文化祭のなかで催されたもので、男性だけの会は岩本会長(裏千家)社中の「立翠会」の14人のメンバーが努めた。慈緑庵の書院に男性が着物と袴姿で入り、客らが見守るなかで袱紗(ふくさ)さばきや棗(なつめ)から抹茶を入れ、釜の湯を茶碗に注ぐ作法などを披露。同時に水屋から出来立ての薄茶を運んだ。客らは和菓子と点てられたばかりの抹茶を味わい、和の文化に触れるひと時を堪能していた。参加した50代の女性は「男性ばかりのお茶会はとても珍しい。本来のお茶は大名など男性ばかりの世界だったと聞きます。おいしくいただきました」と感想を話していた。
立翠会の会員には、入会したてから10年以上のベテランまで、40代から80代までの男性が所属する。席主の一人を務めた中山琢磨さん(82)は「お茶はとても奥が深い。こういう機会があれば、また皆で挑戦したい」と意欲をみせた。
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>