大和市立渋谷小学校(下和田、戸祭章子校長)は11月30日、タブレットPCを活用した授業の研究発表会を、同校で開催した。
市教育委員会はICT(情報通信技術)を活用した教育環境の整備をめざし、2014年度までに市内小中学校全28校でタブレットPCを導入。この機器は教室や体育館、校庭などさまざまな場所で活用できるほか、子どもたちがタブレットに書き込んだ内容などを、電子黒板に映し出して教室の子どもたち全員で情報共有ができるといった特徴もある。
渋谷小は昨年度から、市情報教育推進校となっており、市外のタブレットPC先行導入校の教員を講師に招くなどして、タブレットを用いた効果的な授業について研究を重ねてきた。
この日は、1、3、6年生の各1クラスで研究成果の発表が行われた。6年3組では算数の授業で、三角柱の体積の求め方に関する学習の授業を実施。児童たちは、三角柱の模型をタブレットのカメラ機能で写真撮影し、その画像に体積の求め方をタッチペンで書き込んだ。そして、その内容を順番に電子黒板に映し出し、自分の考えた説き方を説明した。
児童は「複数の記述内容を見ることができ、便利と感じています」と話した。
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