全国民一人ひとりに番号が割り振られる「マイナンバー(社会保障・税番号)の配達が大和市では11月中旬から始まり、12月8日までに初回配達を完了した。市では宛先不明や郵便局での保管期間経過などで市に戻ってくる未達分は10%ぐらいと見込んでいる。
マイナンバーは、10月5日時点で住民票を持つ国民全員に付けられる12桁の番号で、特別永住者などの外国人にも通知される。社会保障、税、災害対策の分野での利用を目的に、行政事務の効率化や市民の利便性向上が期待されている。運用開始は2016年1月で、番号は漏えいなどによる悪用の可能性がある場合を除いて、生涯変わらない。
大和市では約10万8千世帯(23万4298人)に対し、通知カードを転送不要の簡易書留で11月16日から配達を開始し、12月8日までに配り終えている。
そのうち、宛先不明で戻ってきたのが2692件、郵便局での保管期間(1週間)を経過し戻ってきたものが8104件で(12月15日現在)、市では約10%が未達分として戻ってくると見込んでいる。なかには、受け取り拒否も数十件あったという。
再度、市から案内
現在、市では「保管期間中に取りに行けなかった」など、連絡があった人には、市役所で受け渡しを行っている。また、未達分を整理しており、今後、住民基本台帳などで調べたうえで、新たに受け取りの案内書を送る予定。
個人番号カード
「通知カード」は券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーが記載されているもので、大きさは一般カードほど。身分証明書として利用できる「個人番号カード」を申し込む場合は、通知カードと同時に届く申請書で申し込みをすると市から通知が届き、来年1月以降、市窓口で交付を受けることができる。
1月から順次開始
マインバーは、法令で定められた次の手続きに使用できる。利用は2016年1月から順次開始となる。
▽市役所=児童手当などの福祉分野の給付申請、国民健康保険など医療保険の手続きなど
▽税務署=確定申告や届け出など
▽勤務先=就職時や年末調整、社会保険の手続きなど
▽保険会社・証券会社=保険金の支払いや株式の配当の受け取り時など。
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