平成27年度神奈川県私立学校教育功労者として表彰された 柏木 照正さん 市内在住 54歳
社会で必要とされる人に
○…私立学校教育の振興を図るため、顕著な功績をあげた人に贈られる教育功労者表彰。「私がもらったというよりも、学園でいただいたと思っています。先生方の日ごろの努力があってのこと。学園の名誉につながり、大変嬉しく思います」と顔をほころばせる。高等学校、実業専門学校、高等専修学校、幼稚園の4つの教育機関を運営する学校法人柏木学園の理事長。学園全体では学生や園児ら約2000人が在籍する。自ら幼稚園園長も兼務している。学園の建学理念である「実学教育のなかで、社会で必要とされる人材育成」、また、幼稚園の「生きる力を育む」という教育方針について熱く語る。
〇…理事長には2012年に就任した。現学園長である父親の初代理事長に次ぎ2代目。学園の始まりは1946年に開校した、そろばん塾。「家が教室で、常に大勢の人がいる環境で育ちました。私も塾に入り、小学生のころは年上の塾生たちにキャッチボールで遊んでもらいましたよ」と懐かしそうに振り返る。「生まれてから、ずっと父親の背中を見てきました」
〇…大和市生まれ。小中高では剣道で汗を流した。大学は商学部商学科に。「同好会をつくりテニスやスキーに熱中を。運動好きなんです」と笑顔をみせる。肩が凝ったときなど、今でも家で剣道の素振りをすることがあるという。子どもたちが小さかった頃は、スキーの板を車に積み家族で苗場などに滑りに行った。趣味はドライブ。大型免許も保有しており、幼稚園の送迎バスを時には運転することも。「園長だ、と驚かれたりしますよ」とにこやか。 〇…少子化時代を迎えた私学。「学校の魅力づくりに力を入れ、特色を外にアピールしていきたい。いい指導で生徒が行って良かったという結果を残したい」。県私立中学高等学校協会理事など多くの要職にも就いている。「グローバル化社会に対応した、教育の更なる充実を図っていきます」
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