2016年東レキャンペーンガールとして活躍する 海老沼 さくらさん 市内出身 17歳
家族を愛すシンデレラ
○…「よろしくお願いします」と笑顔で白い歯をのぞかせながら挨拶をする手には、大人顔負けの名刺があった。「オークシティ」にもよく遊びにきたという17歳は、現在２０１６年東レキャンペーンガールとして活動をしている。「名刺交換をするので、急に社会人になった気分です」と10代とは思えない落ち着きぶりで話す。
○…幼少期からお洒落好きで、モデルや女優を夢見ていた。中学卒業後に知人の紹介で芸能事務所に所属し、わずか２年足らずで数多くの大女優を輩出した「東レキャンペーンガール」に大抜擢。「東レが90周年の節目の年に歴史あるキャンペーンガールに選んでいただいて光栄です」。初記者会見のときに扉を開けてフラッシュの嵐を浴びた瞬間、人生が変わったと思ったという。「あの光景は、一生忘れられません」と当時の興奮を振り返る。
○…明るく社交的な雰囲気だが、幼少期は「今とは真逆の大人しい子」だったという。転機の一つとなったのは、両親の影響で始めたバスケ。中学時代は父の指導も仰ぎ、見事市選抜最優秀選手に選ばれ、部長として先頭に立った。また、10年続けたクラシックバレエでも、舞台に立ち披露することに喜びを感じていた。
○…両親、兄、弟二人、両祖父母。家族が大好きで話題が尽きない。なかでも、バスケの「師匠」だった父の存在は大きく、今は人生の師として尊敬の念を抱いている。父と二人でも外出し、友達から驚かれるほどの仲の良さ。「一番のファンで、社会人の先輩でもある両親にいつも助けてもらっています。家族は私の心の拠り所です」と頬を赤らめる姿は、まだ初々しい。名前の「さくら」は、父が好きな『男はつらいよ』に由来している。「『さくら』さんのような誰からも愛される女優になりたいです」。現在、雑誌『ＣａｎＣａｍ』のモデルとして出演。シンデレラガールは、夢への道程をしっかりと描いている。
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