第37回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会神奈川県予選・小学生の部が6月12日に相模原市民会館で行われ、大和市立緑野小学校4年生の吉田龍晴君が準優勝。8月の全国本選大会(東京・市ヶ谷本院)への切符を手にした。
吉田君が県予選に挑んだ文部科学大臣杯少年少女囲碁大会は、小学生囲碁の全国大会では歴史が長く、これまでに数多くのプロ棋士を輩出。囲碁界初の7冠を達成した井山裕太棋士も、小学2年、3年時にこの大会で2連覇している。吉田君は昨年7位で本選への出場を逃しており、「昨年より5つ順位を上げられた。初めてこの全国大会に出場でき嬉しい」と喜びを語る。
囲碁道場で腕磨く
彼が全国の舞台に立つのは初めてではない。5歳のときに祖父や父親の影響で囲碁教室に通いだすとめきめきと頭角を現し、小学校入学前には全国4位の成績を収めるまでに。小学1年生で世田谷の名門囲碁道場の門を叩き、現在は週4日通い同世代のライバル達と腕を磨いている。道場に行かない日も囲碁から離れることはなく、「詰碁」や「棋譜並べ」を1、2時間程度しているが、「周りと比べると少ない方」だという。
好奇心旺盛で、囲碁以外にも好きなことが多くある吉田君。中でも工作が大好きで、昨年は市の創意工夫展で優良賞を受賞。また、月に100冊本を読むという読書家の一面もある。
夢はプロ棋士
8月の全国大会での目標は「優勝」。家族の支えを励みに、これから大会に向けギアを上げていく。将来の夢はプロ棋士。「タイトルを獲得して、有名な棋士になりたい」。最近話題の人工知能については「いつか対局して勝ちたい」と述べた。
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