大和市では、市民から寄贈された「自分史」を永久的に保存し、シリウスの図書館に配架する取り組みを始めた。市によると、自分史に特化して寄贈を受け付けるのは全国の市町村で初だという。
自分史とは、生まれてから現在に至るまでの自分の人生の記録。この取り組みにより、市民に自分の足跡を形として残してもらい、図書館をより身近に感じる機会にしてもらう。また、図書館の蔵書とすることで、執筆者が生きた時代の様子を知ることができる貴重な資料を後世の人たちに残すことができる。
対象は大和市に住民登録のある人で、故人の場合でも逝去当時に住民登録があれば可。最近転居してきた人でも、大和市での暮らしについての記述の有無は問われないため構わない。
本の仕様は100〜300ページ程度で、表紙や背を付け、長期保存に耐えられる紙質や製本であることが条件。ホチキス止めのみ、ひも綴り、ファイル綴じは長期保存が困難のため不可。サイズは不問。自主制作でも受け付け、本名が恥ずかしければペンネームでも問題ないという。寄贈は1人1冊まで。
寄贈された自分史は、シリウス5階の開架書架に所蔵し、来館者が閲覧できる。配架される際は、「自分史」コーナーを設け、来館者がわかるような表示をする予定だという。2月から受け付けを開始し、2月10日までに1冊の寄贈があった。
申込みは図書館4階メインカウンターまたは5階レファレンスカウンターに直接持参。申込期限や受入上限数はない。(問)図書館【電話】046・263・0211
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|