子どもの読書活動優秀実践校として、大和市立文ヶ岡小学校(秦安彦校長)が4月23日、文部科学大臣表彰を受賞した。普段の授業での学校図書館の積極的な活用や、保護者ボランティアによる読み聞かせの実施、図書館内のディスプレイの工夫などの取り組みが評価された。
この表彰は、文科省が子どもたちの読書活動を推進するため、優れた取り組みなどを行っている学校や図書館、団体、個人に実施している。
今年度は、4月23日に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で表彰式があり、秦校長が賞状を受け取った。大和市立小中学校でこの表彰を受けたのは、2011年度の桜丘小、12年度の林間小、南林間小に続いて4校目。
秦校長は本紙の取材に対して、「大変名誉なことで、ありがたい。本校のこれまでの地道な努力が認められたと思っています」と話した。
2年間で貸出が8倍
同校では3年前から、子どもの読書活動を促進するためにさまざまな取り組みを行っている。
例えば、国語や社会などの授業では、図鑑や辞書を使って児童自らが課題を解決していく「調べる学習」を積極的に行うなど、学校図書館を有効活用している。
また、2年前に学校図書館が校舎内で移転し、増床リニューアル開館したのを機に、おすすめ図書のディスプレイや配架の工夫も実施。そのほかにも、保護者ボランティアによる週1回の読み聞かせの実施や、長期休暇の間、家で家族と一緒に読書をしてもらい、その日付や本のタイトル、一緒に読んだ家族などを表に記入する「文っ子家読(うちどく)」なども行っている。
これらの取り組みにより同校では2年間で、入館児童数は約4・5倍、本の貸出冊数は約8倍になった。
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