南林間テニスクラブ支配人の石井元治さん(34)と会員の福中義行さん(66)が同クラブ敷地内で倒れた74歳の男性を救助したとして、土田孝司消防長から感謝状を贈呈された。男性は既に退院して、後遺症もなく生活できている。
男性は4月28日の正午頃、コート上で突然倒れて心肺停止に。男性のテニス仲間であった福中さんと、駆け付けた石井さんを中心に、救急隊に引き継ぐまでの約7分間、胸骨圧迫やAEDによる処置を続けた。
同クラブでは過去に、会員とスタッフを対象に救命講習会を実施しており、石井さんと福中さんも参加していた。福中さんは、「とっさに身体が動いていた。講習を受けていたので、冷静に対応できてよかった」と振り返った。石井さんは「その場に居合わせた会員の皆さんの協力もあって迅速に対応できた。いざという時に備えて、また講習会を実施するか検討している」と話した。
贈呈式では、土田消防長が「行動をおこすには勇気が必要だが、迅速に対応した勇気と、的確な処置が今回の結果に繋がった」と協力への感謝を述べた。
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