県立大和高校創作舞踊部が6月17日、県立青少年センターで行われた神奈川県高校総体ダンスコンクールで3年連続5度目の優勝を果たした。同部は県代表として、8月に神戸で行われる全国大会へ出場する。
同コンクールは、県高等学校体育連盟が主催。64校が出場し、優勝を争った。
同部は、「偶然に、思いがけない幸福を発見する能力」をテーマにした創作ダンス「セレンディピティ〜偶然をつかむ力〜」を披露。演技力が高く評価され、全国への切符を手に入れた。
作品は、部員が持ち寄ったテーマの中から決定。部長の八木ひよりさんと副部長の横濱さくらさんを中心に、全員で振付けや構成を考えた。
部員は現在39人。うち約20人は高校に入ってからダンスを始めたという。練習は週6日間。自由参加だが、朝の練習も取り入れている。先輩後輩の壁がなく、和やかな雰囲気がチームの特徴。八木部長は「作品に対しての意見を誰でも言い合えるような環境が、今回の良い結果に繋がったのでは」と分析した。
悔しさをバネに
同部は、1月に行われた県新人大会(同連盟主催)で4位におわり、同大会の5連覇を逃している。そのため今大会では、その雪辱を果たすべく闘志を燃やしていた。横濱副部長は「コンクールの連覇まで私たちの代で逃すわけにはいかないと、すごくプレッシャーだった」と語る。しかし、八木部長ともに「新人大会での悔しい結果が、全員の意識を変えるきっかけになった」と口を揃えた。
県代表として出場する「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」は、8月7日から神戸で開催される。同部は昨年、この大会で、全国2位に相当するNHK賞を受賞している。今年目指しているのは「全国優勝」。予選で披露した作品に改良を重ねて、より完成度の高い作品で勝負できるように練習に励んでいるところだという。顧問の保田明子教諭は「今年のメンバーは、とびぬけたスキルのある子がいなくても、全員で頑張ることのできる団結力の強い代。妥協せずに、全国でも実力を発揮してほしい」と激励を送った。
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