大和警察署管内(大和市、綾瀬市)で、今年も振り込め詐欺が大幅に増えている。8月末時点で96件と、前年同時期に比べて23件増加。被害金額もすでに大台を突破し、約1億3500万円となっている。
1月1日から8月31日までの振り込め詐欺件数96件のうち、大和市内が83件、綾瀬市内は13件。
内訳は、オレオレ詐欺が67件と最も多い。次いで、実際にはない料金の支払いを求める架空請求詐欺が19件、市役所などをかたる還付金詐欺が8件、架空融資話で手付金などをだまし取る融資保証金詐欺が2件と続く。
最近はオレオレ詐欺でもキャッシュカードをだまし取る事案が増加傾向にある。昨年は1年間で49件だったが、今年はすでに52件と前年を超えた。大和署は「電話で何かを要求するものは詐欺」と啓発を強化する。
官民相次ぎ対策
大和市は対策として、開会中の市議会に、会話を自動録音できる電話機の購入者に補助金を交付する議案を提出している。
対象は、市内に住所があって居住し、市税などの滞納がない70歳以上の人。電話が掛かってきた際「通話は録音されます」とメッセージが流れて自動的に会話が録音される機能が付いた電話機や、今ある電話機に取り付けて同様の機能を追加できる機器を購入し、領収証などを提出すると最大1万円補助が受け取れる。
募集は今年10月から2020年3月までで、予算の範囲内で先着順。今年度は200件、来年度は300件の見込み。
また、福田の大東商事(岩崎清一社長=人物風土記で紹介)は、代官1丁目交差点付近の同社管理地に詐欺注意を呼びかける看板を設置し、14日に大和警察署の小林仁署長から感謝状が贈られた。
1・8m四方の看板には、岩崎社長が考案したキャッチフレーズ「チョット待った、明日まで考えよう」が書かれている。
小林署長は「車で通っても目に留まるデザイン。言葉の通り、少し待って冷静に考えれば被害に遭わない」と絶賛。岩崎社長は「看板を見て被害に遭う人が減れば。看板設置を快諾してくれた大家さんと借主の(株)明和さんに感謝したい」と話した。
10日には大和女性防犯会(小菅陽子会長)と防犯指導員連絡会が、イトーヨーカドー大和鶴間店で振り込め詐欺防止を啓発するチラシなどを配布した=写真。
振り込め詐欺電話は女性が取ることが多いと小菅会長。「何度も被害に遭ってしまう人がいると聞き、胸が痛い。家族のお金の話が出たら疑い、怖かったら電話を切って」と呼びかけた。
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