大和市の由来は、明治時代、4つの村が合併してできた「鶴見村」で起きた分村危機を、当時の県知事が、事態を収拾するため「大きく和する」の意味を込め新しい村名を「大和」村に改称したことと言われている。
「大和」(読みは、やまと・だいわ・たいわ)というまちの名前を冠した全国12の市町村が、連絡を取りながら、個性的なまちづくりや地域振興の知恵を出し合おうと、1989(平成元)年に発足したのが「まほろば連邦」だ。
「まほろば」は古事記の一文「大和は国の秀らば」にあやかった。この年の大和市民まつりで連邦の建国式を開催。前日のサミットで制定した連邦憲章に基づく建国宣言=写真=、連邦旗の掲揚などの式典、各町村の芸能などが披露された。
サミットは持ち回りで年1回開催。大和市では2001年にも開催した。
しかし連邦に「平成の大合併」という大きな時代の波が襲いかかる。大和市以外の町村は人口2千〜2万人のため、次々と合併。結局2004年4月18日、解散となった。