大和市と友好都市提携を結ぶ韓国・光明(クァンミョン)市(京畿道)からの青少年訪問団の派遣が、日韓関係の悪化を受け、取りやめとなった。
大和市国際・男女共同参画課によると、光明市からの訪問団は、中高生11人と関係者5人のあわせて16人。きょう26日から29日まで、市内でホームステイをしながら、中学校の家庭科教室を使っての調理実習や日本文化の理解を目的に、浴衣の着付けなどを体験。また大和市ならではの体験として、週末の阿波おどりの観覧なども検討されていた。29日にはシリウスで送迎会を開き、30日に帰国する予定だった。
大和市では、昨年光明市を訪問した生徒らの家庭を中心に10件のホームステイ先などを決定。受け入れ準備がほぼ整った状態だった。光明市でも訪問に向け準備を進めており、直前の結団式まで開いたが、日本政府の対韓輸出規制強化など関係悪化が取りざたされる中、同市から「青少年の訪問は、国内市民の共感を得られなかった」との説明があったという。
訪問団の派遣取りやめについて、光明市との交流事業などを推進するやまと国際親善委員会の橋本日吉会長も「とても残念」と肩を落とした。
大和市と光明市は2009(平成21)年に友好都市を提携。以降、隔年で青少年訪問団を派遣していた。
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|