相鉄線とJR線の相互直通運転が、いよいよあす30日(土)の始発から開始される。「相鉄・JR直通線」の運行により、県央部や横浜市西部が東京都心部と直結。アクセスの向上が期待されている。
「相鉄・JR直通線」は、西谷駅と横浜市神奈川区の新駅「羽沢横浜国大駅」間に連絡線を設け、相鉄線とJR線の相互直通運転を実施するもの。相鉄本線海老名駅と埼京線新宿駅の間で運行する。
これにより、相鉄線沿線から武蔵小杉や恵比寿、渋谷、新宿などの都心部へ1本で行けるようになる。
大和駅では、平日朝の通勤時間帯で1時間に3〜4本、それ以外の時間帯では1時間に2〜3本が直通運行を実施。また、大和駅6時39分発から8時2分発までの間に走行する一部の特急列車は、新宿駅を過ぎて大宮駅、武蔵浦和駅、川越駅、赤羽駅へも直通運行する。
大和駅から渋谷駅間は最速45分に短縮。新宿駅までの所要時間は約50分で、概ね15分の短縮となる。大和駅からJR線主要駅までの旅客運賃は、武蔵小杉駅間で569円、恵比寿駅間で734円、渋谷・新宿駅間で822円(ICカード利用時)。
東急接続は22年度予定
2022年度下期には、相鉄線から新横浜や目黒方面へ乗り換えなしで行くことができる「相鉄・東急直通線」も開業予定。路線の選択肢が増えることで、周辺路線の混雑緩和も期待される。