和歌山県で開催されたねんりんピック紀の国わかやま2019」の太極拳に神奈川県代表として出場した大和市チーム「ウイングフラッシュ」が、大和市チームとして過去最高成績となる2位に入った。
「ねんりんピック」とは、60歳以上の高齢者を中心とするスポーツ、文化、健康と福祉の総合的な祭典である全国健康福祉祭の愛称で、1988(昭和63)年から毎年開催されている。
大和市チームは監督をの大野麻美さん(69)、高橋純臣さん(61)、多田傑さん(60)、桑原信一さん(66)、佐藤明さん(70)、多田美保子さん(60)、天野光さん(72)の7人。大野さんが市内の太極拳教室の中からメンバーを選抜。大野さん、天野さん、佐藤さん、桑原さんは2016年の長崎大会で3位に入った経験を持つ。チームは今年1月の県大会で優勝、和歌山大会出場を決めており、大会に向けて週1回、合計120時間にも及ぶ練習を積み重ねた。
大会には都道府県及び政令指定都市の代表50チームが参加。競技は曲に合わせ、4分以内のオリジナルの集団演武を披露、5人の審判のうち、最高点・最低点をつけた2人を除く3人の平均点で競う。
「ウイングフラッシュ」は演武を終え、和歌山県チームと同点首位。ルールにより点数の基準となった3人の審判の最低点で比較。ここも同点となり、5人の審判の最高、最低点をつけた2人の平均で比較、ここで0・02の差がつき、惜しくも2位となった。
ねんりんピックは2021年大会が神奈川で開かれ、太極拳は大和市のスポーツセンターが会場になることが決まっている。監督の大野さんは「来年の岐阜大会で優勝し、地元大会をディフェンディングチャンピオンとして迎えたい」と目標を語る。2020年の出場チームを決める県大会は来年1月26日(日)、海老名で行われる。チームの練習は始まっており、チーム最年長の天野さんは「今回の反省を活かし『さすが』と言われる演武をしたい」と意気込みを語った。