国連が2030年の目標として定めた持続可能な開発のための「SDGs」について、理解を深め、社会の課題解決や企業の事業展開に取り入れようとする動きが、市内でも高まりつつある。
SDGsとは、国際社会全体の、2030年に向けた持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のこと。国際社会全体で、明るい未来を創るための17のゴールと169のターゲットで構成されており、15年に国連に加盟する193か国の全会一致で採択された。
大和商工会議所サービス業部会(石見邦夫部会長)は1月24日、中小企業診断士の渡邊一弘氏を講師に招き、セミナーを開催した。セミナーで渡邊氏は、SDGsへの取り組みが、今後の企業価値を向上させ、経営改善につながることなどを、事例を示しながら紹介。また神奈川県がSDGs普及促進のため取り組んでいる企業を支援する「かながわSDGsパートナー」への登録などを呼びかけた。
商工会議所によると、約30社が参加したセミナー終了後、4〜5社が、2月28日に締め切りが迫った第3次の「かながわSDGsパートナー」登録に向け、準備を進めており、積極的な動きが加速しているという。
大和商工会議所は27日(木)にも、県のSDGs推進課職員を招き、パートナー登録によるメリットなど県の取り組みを紹介するセミナーを開催。市内に事業所を構え、実際に県のパートナー登録をしている極東開発工業株式会社の取り組みや事例も紹介される。
また大和青年会議所(北島隆太郎理事長)も3月19日(木)に県と市内に本社を構える薬樹株式会社のSDGs推進担当者をそれぞれ招き、講演を行う予定だ。
なお商工会議所主催のセミナーは、午後2時から4時。会場は大和商工会議所で、参加費は無料。申込みは事業所名、参加者氏名、連絡先を明記の上、同所までファックス(046・264・0391)のこと。問合せは同所【電話】046・263・9112。
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