神奈川県がSDGsを普及促進するための取り組みを支援する「かながわSDGsパートナー」の第3期登録(126社・団体)が発表され、大和市から7社・団体が認定を受けた。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、2030年に向けた持続可能な開発目標のこと。国際社会全体でより良い世界を創るための17のゴールと169のターゲットで構成されており、2015年に国連に加盟する193カ国の全会一致で採択されている。
神奈川県では2019年度から、SDGs推進の裾野を広げることを目的に「かながわSDGsパートナー」を募集。活動を審査の上、パートナーとして登録している。登録を受けると、県による取り組み事例の対外的な広報や企業、自治体、大学とのマッチング支援などを得られるなどのメリットがある。第1期、2期で137社・団体が登録を受けていたが、市内では極東開発工業株式会社(深見西/本社・兵庫県西宮市)だけだった。
市内では今年に入り、商工会議所が県のSDGs推進課担当職員を招き、パートナー登録のメリット等を紹介するセミナーを開催。約30社が参加するなど、取り組みに対する機運が高まっていた。
今回登録された7社・団体は以下の通り(順不同・カッコ内は所在地)株式会社アールティ・コラボ(桜森)、イースタン技研株式会社(福田)、Ethical Hair(大和南)、神奈川ツルマフーズ株式会社(下鶴間)、共同カイテック株式会社(柳橋/本社・東京都渋谷区)、株式会社ケイ・システム(下鶴間)、一般社団法人大和青年会議所(大和東)。
Web上でゴミの減量やリサイクル率などを管理できるシステムを開発している(株)ケイ・システムの小島啓義社長は、今回の登録を受け「今後も、社員全員のアイデアと行動とSDGs活動で地域のつながり・活力を維持していこうと思っています」と語った。