神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2020年8月21日 エリアトップへ

選択肢増やす「村」づくり マチツナガルビレッジ構想

社会

公開:2020年8月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
キックオフミーティングの様子
キックオフミーティングの様子

 介護や福祉、医療の現場で働く人たちが中心となり、垣根をとり、横の連携を密にしようという動きが始まっている。その名も「マチツナガルビレッジ」。目指しているのは、「最後まで安心して暮らせるネットワーク」の構築だ。

 「マチツナガルビレッジ」は、介護や医療の視点を中心にしながら、その枠組みを超え、大和の『ひと、もの、こと、情報』を繋いでいくことを目的に立ち上がった。運営するのは、実際に介護事業所を運営する石井直樹さん、野間康彰さん、ケアマネージャーの加藤里絵子さんの3人が、今年1月に立ち上げた「一般社団法人マチツナガルLABO」が中心となり、現在参加者、協力者を募っている。

 野間さんは、2017年に南林間駅西口の一条通りに「マチツナガルあかり食堂」をオープン。子どもから高齢者まで様々な世代の地域住民が食事をしながら悩みを相談したり、新しい人と人とのつながりを構築する「地域の居場所」として、訪問看護・介護ステーションを併設させ、「子育てから人生の終りまで」を住み慣れた場所で過ごせるきっかけを作った経験を持つ。

 「〜ビレッジ」は、3人を中心にこれまで築いてきたネットワークや経験を活かし、小さいけれど個性的なサービスを実践している事業所や地域に波及させたい、知ってほしい施設など、多様な業種の連携を図るプラットホームとしての役割を目指す。

 「例えば介護に行き詰まると、大手の事業所に目が行く。サービスは行き届いている一方、画一的だったり、小回りが利かなかったりと良い面、悪い面ともにある。もし身近で助けてくれる人の存在を知っていれば、住み慣れた場所で楽しく過ごせたのに、ということもある。その情報提供の場にしたい」とビレッジの役割を野間さんは語る。「地域での活動は、ともすれば、『善意の第3者』の自己犠牲、ボランティアで成り立っている場合もあり、負担が大きく、続かない恐れがある。小さな組織でも力を合わせることで、地域で悩む人の力になれるし、共感してもらえる施設や企業を増やすことで、解決の選択肢が増やせれば」(野間さん)。

 7月に開催されたキックオフミーティングには3人の他、ケアマネージャーや薬剤師、子育て施設の運営者など地元で働く9人が参加。ビジョンの共有や今後の運営に関するすり合わせを行った。今後、9月に第2回目のミーティングを開催。年内に第1期の「ビレッジ住民登録」を予定している。

 「〜ビレッジ」に関する問合せは「喫茶マチカド介護とくらしの相談所」【電話】046・259・6215。

大和版のトップニュース最新6

飲酒運転は絶対だめ

大和警察署

飲酒運転は絶対だめ

年末にむけ取締り強化

12月20日

0.03ミリで描く世界観

江川萌恵さん

0.03ミリで描く世界観

年内最後の創作佳境

12月20日

初のICT導入訓練

大和市社協

初のICT導入訓練

災害時ボラ、スマホで対応

12月13日

ネーミングライツを導入

大和ゆとりの森

ネーミングライツを導入

市内の公共施設で初

12月13日

健康から「健幸(けんこう)」へ

新総合計画基本構想

健康から「健幸(けんこう)」へ

古谷田カラー、色濃く

12月6日

歳末の火災に注意喚起

大和市消防

歳末の火災に注意喚起

家庭でできる対策を

12月6日

大和市で葬儀なら、地元「ふじみ式典」

地域顧客満足度NO.1店を目指す創業35年以上の葬儀社です。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月20日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 12月6日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook