65歳以上の希望者などを対象にした季節性インフルエンザの予防接種が、週明けの10月1日(木)から始まる。厚生労働省では、過去5年で最大量となる約6300万人分のワクチンの供給を予定している。大和市では今年、新型コロナウイルス感染症で重症化しやすいとされる80歳以上の高齢者に対し、インフルエンザ流行期に、医療機関を受診せずに済むよう、予防接種費用の自己負担額を無料にする措置をとっている。
予防接種の対象は、大和市に住民登録があり、自ら接種を希望する人で、接種日時点の年齢が65歳以上の人と、60〜64歳で心臓や腎臓・呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に身体障害者手帳1級程度の障害がある人。接種は1人1回で、市内の協力医療機関ならば、自己負担2000円で接種できる。
さらに今年は新型コロナウイルス対策として、インフルエンザ流行時期に、80歳以上の高齢者が医療機関を受診する可能性を抑え、新型コロナウイルスとの接触機会の低減を図るため、大和市がインフルエンザ予防接種の自己負担分2000円も負担、無料にする。実施期間は12月31日(木)まで。
問合せは市医療健診課【電話】046・260・5661または5662。
コロナ対策奏功?インフル大幅減
新型コロナウイルス対策として、マスクの着用や手指消毒の励行が功を奏しているのか、昨年に比べインフルエンザの感染者数は、大幅に減少している。
厚生労働省の発表によると、昨年同時期5738件の報告があった感染報告数は、4件と約1000分の1となっている。神奈川県内でも37週(〜9月13日)までにインフルエンザの感染者の報告は上がっていない。昨年、県内では44週(10月28〜11月3日)から流行期に入り、年末にピークに迎えた。流行期は今年3月まで続いた。
|
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|