大和市と座間市の小学生を対象にしたミニバスケットボール「2020年度大和市・座間市大会」で、市内北部の「緑野ホーネッツ」(荒良木崇コーチ)の男子チームが初優勝を飾った。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、通常より1カ月遅れで開催。感染防止対策として、観客席の間隔を空け、試合後にはベンチの消毒を徹底するなど、関係者で話し合いを重ねて開催に至った。
大会はトーナメント戦方式で、大和市、座間市内から8チームが出場。緑野ホーネッツは、緑野小、中央林間小、北大和小の3校を中心に集まった5、6年生16人で構成。9月27日に桜丘小で行われた決勝戦では、強豪の桜丘ミニスターズを、強固なディフェンスから速攻に結び付けるプレーで57対36で破り、初優勝を手にした。
荒良木コーチは「相手は力のあるチームで難しい試合だったが、よく頑張ってくれた。一時は大会開催も危ぶまれたが、この1年間をかけてきた5、6年生にとっては今しかない。そんな子どもたちのために、大会運営に関わって下さった、関係者の皆さんに深く感謝します」と話した。
リモートで練習方法を共有
コロナ禍でチーム練習ができないなか、「チームとして何かできることはないか」と荒良木コーチが考えついたのが、LINEによる自主練動画の共有と、ZOOMを使ったオンラインミーティング。
5、6月の2カ月間、チームのグループLINEで週1回、各自が個人練習を撮影した動画をアップ。練習方法は自由で、それぞれが自ら考えたものをアップし、荒良木コーチがアドバイスを送った。
週末には、ZOOMでメンバー全員が顔を合わせてミーティングを実施。「YouTubeに上がっているこの選手の練習法が参考になる」「テニスボールを使ってこんな練習ができる」など、個人の練習方法の工夫を共有し合った。
荒良木コーチは、「自主練動画の共有を通じて、子どもたちは自ら考え、試行錯誤しながら練習に取り組んでくれた。バスケに関わらず、今後、自ら考えて動ける人になるための経験になったのでは」と意義を語った。キャプテンの舘野優輝(まさき)君(小6)は「友達から新しいプレーや練習法を覚えて試合に活かすことができた」、副キャプテンの松崎楓眞(ふうま)君(小6)は「練習動画は何をあげるかいつも考えていた。仲間の動画から刺激をもらった」と効果を実感していた。
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