ドラマ『半沢直樹』でキャストに剣道指導をした 土田 真彦さん 南林間在住 62歳
剣縁に感謝
○…大反響を呼んだドラマ『半沢直樹』で、主役の堺雅人さんをはじめキャストに剣道指導し、剣道シーンの代役の手配、撮影のチェックも行った。最終回にはエキストラでも出演。全10話の撮影のうち、半分以上の現場に参加した。「視聴率今年度第1位の作品に携われ、とても嬉しい。剣道界にとっては、コロナ禍で大会が中止になるなか、またとないチャンス。その分、責任を感じた」と振り返る。
○…新潟県新発田市の出身。幼少の頃から剣道を始め、高校卒業後、都内のデザイン学校へ。その傍ら、専門誌『剣道時代』の記者を始め、現在まで続けている。ドラマのボランティア・エキストラを始めたのは、10年ほど前から。市内出身で、剣道を題材にした漫画を描く村上もとかさんから、自身の作品の実写版にエキストラで出演した話を聞いて刺激を受け、「自分も」と応募するようになった。『八重の桜』、『下町ロケット』など20作品以上に参加してきた。
○…20代半ばのとき、セブンイレブンで働いていた兄を手伝うため、大和市へ。「当時はまだ走りかけの時代。23時までやっている店がない中、仕事帰りのサラリーマンが寄っていく。これからの商売だと思った」とワクワクした。現在は市内で2店舗を経営。「夜9時に監督に呼び出され、急遽、撮影に参加することも。差し入れにエクレアを持っていくと、『さすがセブン』って喜ばれて。2時間ぐらい撮影して、戻ってまた仕事。自営業だからできるね」。
○…妻、息子、娘2人の5人家族。長男は家業を継いでセブンイレブンのオーナーに。仕事の傍ら、近隣中学校の剣道部で指導するほか、昨年は年輪ピックに県代表で出場。「夢は孫と剣道すること」と目を輝かせた。
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