ヤマトン、トトロ、ピカチュウ、ミニオンなど色とりどりに並ぶキャラクターたち-。市内草柳在住の平岩夏美さん(53)が、どんぐりにアクリル絵の具やポスカで色をつけ、表情を描き、生み出しているのが「どんぐりアート」だ。
もともとハンドメイドが趣味だったという平岩さん。どんぐりアートの制作は今年10月から始め、作品は早くも50個以上になった。「買い物帰りにやまと公園に寄ったら、丸々と太って美味しそうなどんぐりがたくさん。数年前に、しらかしのいえ(泉の森内)で作ったどんぐりアートを思い出して作ってみようと思った」と笑う。
どんぐりは、蒸して虫処理をしてから色をつけ、形によって作るものを決める。「これは細長いからヤマトンの形にそっくりだなとか、大中小を並べてマトリョーシカにしたり。絵の具や目玉パーツなど、材料も100円ショップで手に入るものばかり。誰でも簡単に始められますよ」。
子どもたちにも教え
平岩さんは、引地台小学校の放課後子ども教室で、子どもたちを見守るパートナーとしても活動。子どもたちにもどんぐりアートを教えている。「その子によって作るものはさまざま。どんぐりの形から自由に発想して、作り上げる楽しさを味わってくれたら」と穏やかに語った。