大和市スポーツセンターで21日、やまとピックルボールクラブ(通称・やまとピックルズ)の設立式が行われた。
「ピックルボール」とは、バドミントンコートと同じ広さのコートで、卓球のラケットより一回り大きい「パドル」といわれる板状のラケットを使い、穴あきのプラスチック製ボールを打ち合うテニスに似たスポーツ。ルールが簡単で、思い切り打っても風の抵抗を受け、球速が弱まることから、子どもから高齢者まで楽しめる。アメリカで50年程前に始まった新しいスポーツで、2028年のロサンゼルス五輪で競技に採用される可能性もあるという。
設立式にはクラブの代表を務める濱田和博さん(69)が声をかけた会員や体験者ら40人以上が集まった。近隣市のクラブ会員によるデモンストレーションを観た後、すぐに全員で練習。基本プレーとルールを学ぶと、30分も経たないうちに各コートで試合形式の練習が始まった。
社会人時代にテニス経験のある濱田さんがピックルボールに触れたのはちょうど1年前。「テレビで紹介されているのを観たのがきっかけ。八王子でやっていると知り、すぐに参加してはまってしまった」という。女性でも簡単にできる競技であることから、妻にも勧め、一緒にやるように。新しいスポーツとして市内での普及に繋がればとクラブを設立するまでになった。羽子板で打ったような「カン」という乾いた音が体育館に鳴り響くと、濱田さんは「この音が良いんですよ」と嬉しそうに笑った。
濱田さんと同じ自治会に住む女性の加藤さんは「今までにない感覚」と楽しんだ様子。テニス経験があるという鈴木真吾さん(59)は「テニスと違いラケットが短く、押し出す打ち方や、思い切り打っても飛ばないので、違う意味で体力を使う」と汗を浮かべていた。
やまとピックルズでは、北大和小学校体育館を中心に週1、2回の割合で練習を実施中。興味のある人は濱田さん(【携帯電話】090・4251・4520)まで連絡を。
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