2020年の大和市内の交通事故発生件数が、前年より128件減の696件だったことが大和警察署の集計で分かった。また、犯罪件数も前年より370件減の1171件(暫定値)だった。
市内の交通事故発生件数は、01年以降減少傾向が続いている。17年に16年ぶりに増加したが、以降再び減少に転じ、ついに700件を割り込んだ。負傷者数も前年より130件減の791件で大幅に減少した。
月ごとの交通事故発生件数を見ると、1、2月は前年を超えるペースで推移したが、3月以降減少に転じ、緊急事態宣言が出されていた5月は、ほぼ半減した。
神奈川県警で取り組んでいる重点対策の項目別に見ると、「高齢者と子供」「自転車」「横断歩行者」の事故発生件数は減少しているが、「二輪車」の事故は前年より30件増の270件。大和警察署管内の死亡事故5件のうち、3件は二輪車が関係する事故だった。
犯罪件数、特殊詐欺は減少傾向
20年の市内の犯罪件数は1171件で、前年より24%減少。1日あたりの発生件数は3・2件だった。窃盗犯が全体の74・6%を占めているが、前年より309件減少した。特殊詐欺は61件で前年より14件減少。被害額は約7600万円(暫定値)だった。
大和市では、振り込め詐欺防止対策のための電話機購入に補助金を交付している。昨年4月から1月26日現在までの申請件数は390件。市では、3月末まで申請を受け付けている。問合せは市生活あんしん課【電話】046・260・5048。