プログラミングなどが学べる「タミヤロボットスクール」が主催するロボット改造アイデアコンテストで、大和プログラミングスクール(吉村仁代表)に通う伊地知遥大(よお)君が最優秀賞に、岸朋嬉(ともき)君も入賞に輝いた。
コンテストは当初、1対1の対戦競技で自陣のペットボトルのキャップを相手陣地に送り、キャップの数で勝敗を争うものだった。しかし新型コロナウイルスの影響で、集まっての競技ができないことから、アイデアを競うコンテストに変更となった。
伊地知君の作品「大砲ドカーン」は、ロボットのアームに貼った両面テープでキャップを回収し、大砲に見立てたポテトチップスの筒型容器にキャップを詰め、ゴムの張力で相手陣地に発射するというもの。両面テープで回収する発想力とゴムの力で大量にキャップを飛ばす破壊力が最優秀の決め手となった。伊地知君は東京都八王子市立七国小学校の6年生。「自宅から一番近いプログラミングスクール」として、小学4年生から週1回、同スクールに通っている。最優秀賞の受賞に「嬉しかった」と照れ臭そうにはにかんだ。
柳橋小学校5年生の岸君の作品「フォーク飛ばし(笑)」は、プラスチック製のフォークの湾曲をうまく利用し、反発力でキャップを飛ばすアイデアで入賞した。ロボットが動かなくなる場合に備えた数々の改造も評価が高かった。「信じられなかった」と入賞を喜んだ岸君。将来はゲームプログラマーになり、「自分の作ったゲームで遊びたい」と笑顔を見せた。