開幕から苦しい戦いが続く大和シルフィードの大多和亮介社長が5月16日の試合終了後、ホームページ上に「応援してくださる全ての皆様へ」と題した異例の声明を発表した。
声明は、現状のチーム成績では、体制の変更を求める声が上がっても仕方がない状況であることを鑑みて出された。
声援を送ってくれるサポーターへの感謝の言葉から始まる声明では、最下位に沈む厳しい状況の中、チームは多くの課題を抱えるものの、現体制の継続こそ今後の成績浮上に向けて重要との考えを発表。藤巻藍子監督を中心にコーチ、サポートスタッフ体制を継続していくとした。
今シーズンは、高橋和幸フットボールダイレクターを迎え、中長期を見据えたチャレンジを始めていた。しかし、スタート時点から、選手の怪我や緊急事態宣言・まん延防止等重点措置に伴う練習グラウンドの使用制限など、想定外の困難も続いており、第8節を終了し、0勝2分6敗の最下位に沈んでいる。
本紙の取材に対し大多和社長は、16日の広島戦でコーナーキックからの2失点について触れ、ピッチサイズの練習環境の確保に苦しんでいる影響が出たと話した。
それでも、得点こそ伸びていないが、試合毎にそこへつながるボール保持率や全パス数など、多くの項目でデータ上の改善が見られており、これまで積み上げてきた部分を決してぶらさず、継続しながら、改善を図るとした。
また困難な状況の中、全員下を向かず、常にチームを盛り上げ、それぞれのベストを尽くしてくれていると選手・スタッフを労った。
声明は「次節以降もクラブ一丸となって初勝利を目指し、残り14試合を戦い抜くので引き続き、チームと一緒に戦い続けて頂ければ」と締めくくられている。
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