高齢者向けの新型コロナワクチン接種が5月17日、スタートした。初日は事前予約した85歳以上の市民120人のうち、事前のキャンセル者を除く119人が接種した。18日には国内初の歯科医師による接種が行われた。
接種会場となる保健福祉センターには、午前10時の接種開始前から予約をした高齢者が、行列を作ることもなくスムーズに受付をし、会場へと入っていった。
大和市では5月6日から85歳以上の市民を対象に、接種の予約受付を開始。接種には、医師5人、看護師5人、市職員約40人が連携し午後3時半まで業務にあたった。
接種者は、入口で検温、手指消毒、受付を行った後、予診に基づき医師が可能と判断した人のみワクチンを接種。接種後15〜30分間の経過観察を経て終了となる。経過観察中に体調に異変を生じた場合は医師が診察し、必要に応じて医療機関への取り次ぐ体制となっている。
初日の17日は、事前予約をした120人のうち119人がワクチンを接種。体調の異変を訴えた人はいなかった。キャンセル分はワクチンを無駄にしないため、6人分打てる注射器を5人分の注射器に変更し対応した。
午前10時台に接種した南林間に住む85歳の男性は、娘が予約してくれたが、予約受付初日は10分置きにかけたがつながらなかったという。「職員の方が親切に誘導してくれた」と混乱なくスムーズだったと話した。福田で一人暮らしの87歳の女性も、大阪に住む義娘が予約を取ってくれたという。「不安だったが痛くもかゆくもなかった」と笑顔で会場を後にした。
2日目の18日には、小澤知倫歯科医師が接種を担当した。歯科医師がワクチン接種を受け持つのは国内初。小澤歯科医師は午前中の1時間半で14人の接種に対応。「筋肉注射は初めてだったので緊張した。始まってみたらアッというまで、無事終えることができてよかった」と頬を緩めた。
ワクチン接種は週明けの24日(月)から、85歳以上の高齢者に加え「84歳〜75歳」の予約がスタート。予約は専用のコールセンターの他、インターネットでの予約も可能に。また集団接種に加え、新たにかかりつけ医などで接種可能な個別接種の受付も始まる。
![]() 接種を行う小澤歯科医師
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