大和市議会は5月18日、議会運営委員会を開き、金子勝前副市長の辞職に関し、大木哲市長のパワハラが関係しているとした報道について、真偽を含めた調査を行うための特別委員会の設置を決定した。=5月19日起稿。
100条委員会ひとまず見送り
議会運営委員会では、調査するための委員会について、特別委員会とするか、関係者の出頭や証言・記録の提出を請求できる調査権のあるいわゆる「100条委員会」とするか否かで委員の意見が分かれた。委員会は2回の休憩を挟み、2時間を超える話し合いの結果、100条委員会の設置を含め、調査内容の範囲や方法について、特別委員会に委ねることなどを確認し、特別委員会の設置が全会一致で合意した。議会運営委員会のメンバーは以下の通り(敬称略・カッコ内は会派名、◎は委員長、○は副委員長)◎木村賢一、○井上貢、中村一夫(以上、自由民主党)、鳥渕優、河端恵美子(以上、公明党)、赤嶺太一(大和正風会)、布瀬恵(かながわネットワーク運動)、町田零二(明るいみらい大和)、堀口香奈(日本共産党)、大波修二(虹の会)
特別委員会の設置は、6月定例会の開会前に設定されていた5月25日(火)の議会運営委員会で議員提出議案として上程する旨を決議。合意が得られれば、6月議会初日の6月1日(火)に上程され、即日採決の上、設置が決定される見込み。
特別委員会の定数は10人で、委員の定数と市議会会派の配分は、議会運営委員会と同数。特別委員会設置の決定について吉澤弘議長は、「市民の関心も高い問題。中立的な立場の委員会が設置でき、期待している。調査の手法などについて議論はあるが、議会がまとまって、委員会に任せていきたい」と語った。
市長、金子氏を提訴の意向示す
この日の議会運営委員会終了後、大木市長はコメントを発表した。
市議会の動きについては「特に意見はない」とコメント。一方で、一連の報道について「前副市長によるパワハラ捏造問題」と位置づけ、「パワハラの捏造とマスコミへの虚偽情報流出については裁判で訴える」とした。
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