県立学校などの教育環境整備を進めるため神奈川県では、県立学校等が自ら策定した事業プランに対して寄附を募る『神奈川県まなびや基金・事業提案型』を開始。この取り組みに県立大和南高校がエントリー。女子バレーボール部が使用する支柱の購入費150万円の寄附を募っている。
教育環境の整備には多額の財源が必要となることから、県は2009年度に「県まなびや基金」を創設。寄附金や運用益金を同整備事業の財源に活用している。そんな中、県立学校等が自らその特色や地域性などを活かし、整備内容や募集金額、成果目標を明示した事業プランを策定し、プランに対して寄附を募る、クラウドファンディングに近い「事業提案型」を新たにスタートした。寄附を活用して整備等を行った結果、事業プランに掲げた「目標」を達成できたかどうかの成果も公表する。なお同基金への寄附金はふるさと納税の対象になる。
目標は「全国ベスト16」
大和南高校女子バレーボール部の事業プラン内容は「安全を確保し、質の高い練習を重ね、全国を目指せる環境を整えるため」とし、「バレーボールの支柱購入」の費用150万円を募集する。目標としては「2022年度までに全国大会ベスト16」を掲げる。
バレーボールのネットを張る支柱は、現在はほとんどがカーボン製。ただ同部では、現在も重い鉄製の支柱を2組使用している。コーチを務める高橋博之教諭によると、同校でもカーボン製の支柱は2組あるが、一番最近購入した物でもすでに14年以上が経過している。支柱は部活動以外に体育の授業でも使用しており、劣化も激しい。カーボン製の支柱は1組50万円ほどするため、なかなか手が出ないことから、今回の事業にエントリーした。
同校の女子バレー部は、2017年度まで全国高校総体(インターハイ)に13年連続、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)に12年連続出場した強豪校。
全国大会への連続出場は途絶えたが、5月9日に行われた関東大会予選で3位に入り、3年ぶりに関東大会出場を決めるなど、再び全国大会出場を目指す活躍が視野に入ってきている。
寄附の申込みは、県のホームページ内の「神奈川県まなびや基金への寄附のお願い」のページなどからできる。募集期間は22年3月31日まで。
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