元バイトAKBの一員で、現在はラーメン店を経営する梅澤愛優香(まゆか)さん(24)がこのほど『ラーメン女王への道 アイドルから店主への創業奮闘記』(さくら舎)を出版した。梅澤さんの店舗経営の手法や、料理への向き合い方、日常の気持ちのあり方などをまとめた1冊になっている。
著書について梅澤さんは、「とにかく前向きでありたい方や起業を考えている方、料理に関係なくても様々な目線に置き換えられると思うので、沢山の方に読んでいただけたら」と笑顔で語る。
単行本(ソフトカバー)で、価格は1650円(税込)。全国の書店などで販売している。
憧れのステージで
梅澤さんは高座渋谷出身。小さな頃から篠田麻里子さんに憧れ、高校3年のときに「バイトAKB」募集のCMを観て応募。倍率250倍のオーディションを勝ち抜いて採用され、高校卒業後はAKB48劇場公演のバックダンサーや場内アナウンス、NHK紅白歌合戦のリハーサルにメンバーの代役でステージに立つなど、契約満了まで5カ月間活動を続けた。
アイドルと同じくらい幼い頃から好きだったのが「ラーメン」。「自分が好きなラーメンを作ったらどうなるだろう?」という思いから、独学でラーメン作りを始めた。
アイドル活動と並行して、帰宅後は毎日自宅のキッチンで動画やネットでレシピを調べて試作を重ね、2年もの間自分の求める味を追求した。「ある程度味の組み立て方がわかるようになってからは、自分で材料を探したり味の配合を工夫するようになりました」。
20歳で店をオープン
次第に「自分の作ったラーメンを沢山の人に食べてもらいたい」という気持ちが芽生え、2017年9月、地元の高座渋谷に第一号店をオープン。開業資金は、幼少からの貯金と惣菜店でのアルバイト代、アイドル時代の給料で工面した。
開店当初は「家族全員からは大反対で店にも来てもらえず、あまりにも酷いネットでの誹謗中傷にも苦労した」と振り返る。現在はそれらを乗り越え、都内と鎌倉にも店舗を増やし、計3店舗を経営している。
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