市内中央在住で女子プロビーチバレーボール選手の坂口由里香さん(26)が、今日6月18日(金)からタイで始まる「AVCビーチバレーボールコンチネンタルカップアジア大陸予選」(以下、コンチネンタルカップ)の第2フェーズ(予選)に、鈴木千代選手とペアを組み日本代表として出場する。この第2フェーズで1位になると6月25日(金)からの第3フェーズに進出。そこで優勝すると東京オリンピックの出場権が与えられる。
坂口さんペアは、5月23日に東京都立川市で行われた東京五輪の開催国枠代表決定戦で、初戦で一度は破ったものの敗者復活戦で勝ち上がってきた石井美樹・村上めぐみペアに決勝で敗れ、開催国枠での五輪出場はならなかった。「調子も良く、挑戦者の気持ちで戦ったが、相手の気持ちの方が上回っていた」と振り返る坂口さん。しかし大会のパフォーマンスが評価され、コンチネンタルカップ第2フェーズに出場する日本の代表3チームの1つに選ばれた。
コンチネンタルカップの第2フェーズは、国・地域ごとに3チームずつ参加。3試合中先に2勝した方が勝ちとなる。日本はニュージーランド、フィリピンと戦う。第2フェーズで1位になると第3フェーズに進出。すでに進出を決めているタイ、オーストラリア、中国、カザフスタン、バヌアツ、インドネシアと6月25日から、東京五輪のアジア大陸代表1枠をかけた試合に挑む。
「国の代表として試合に出場するのは初めて」という坂口さん。大会はチーム戦のため、日本チームとして普段はライバルの他のペアの応援にも回る。「五輪に出られるチャンスがあるのは幸運なこと。代表に選ばれなかった選手の思いも込めてベストなパフォーマンスで臨みたい」と五輪出場に意欲を見せた。
坂口さんは、文ケ岡小3年の時、友人に誘われバレーボールを始めた。県央代表のキャプテンを務め、光丘中でも県代表に選ばれるなど活躍。湘南台高校でバレーボールと並行してビーチバレーを始め、3年生の時に全国大会で優勝経験を持つ。現在はコンサルティング会社の大樹グループに所属しながら、平塚のビーチパークを拠点に活動を続けている。