高校生の部活動で全国大会の予選会が行われているが、大和高校の創作舞踊部と大和南高校のダンスドリル部が、全国大会出場を決めた。
2部門で全国出場 大和南・ダンドリ
大和南高のダンスドリル部は6月24・25日に東京都のエスフォルタアリーナ八王子で開催された「全国高等学校ダンスドリル選手権大会関東地区予選大会」に出場。チア部門とヒップホップ女子部門スモール編成の2カテゴリーで2年ぶり6度目となる全国大会出場を決めた。
チア部門には3年生4人、2年生7人、1年生10人が、ヒップホップ部門には3年生2人、2年生4人が出場。チームは3年の齋藤陽菜(ひなた)部長を中心に「昨年大会に出られなかった尊敬する先輩たちに思いを寄せて」と強い絆でまとまった。黒田紫顧問によると「ここ数年で最も練習したチーム」と太鼓判。予選会では、緊張することもなくこれまでのベストの演技で全国出場を勝ち取った。ダンスは九州や大阪に強豪チームが多い。「東日本にも強い学校があるぞ、と思わせたい」と各カテゴリーでの優勝を狙う。
全国大会は7月30日(金)から大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で開催される。
「摩擦」をテーマに創作・大和高
大和高校の創作舞踊部(保田明子顧問)は6月13日、県立青少年センターで行われた「第30回神奈川県高校総合ダンスコンクール」で5大会連続7度目の優勝を果たした。同部は県代表として、8月11日(水)から神戸市で行われる「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」に出場する。
大会には1年生から3年生までの部員40人が出場。「歩くときや踏ん張るときに生じる物理的な摩擦と、他者との関係で生じる人間関係の摩擦の二面性を、分かりやすく動きで表現できたら」と「摩擦」をテーマに副部長の原翔斗さんがアイデアを出した。振付では実際に身体を動かして「摩擦」を表現しようと試行錯誤。本番前には物理や国語の教諭など様々な視点から意見を聞きヒントにした。
本番では作品としての一貫性があることや、抽象的なテーマながら爽やかで美しい演技が評価され、300満点中278点を獲得した。
部長の荒川祐衣さんは、「作品の振り付けや音楽、衣装まで一から作るのは大和高ならでは。自分たちですべて考えているからこそ、熱中して練習に取り組めている。理想の演技に近づければ全国優勝が狙えると思うので、最後まで頑張りたい」と笑顔を見せた。
![]() 県大会優勝の喜びを全身で表現する部員たち
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