「認知症になっても安心して暮らせる街やまと」を目指し活動を続けている「RUN伴(ランとも)+やまと」が「介護の日」の11月11日、活動をPRする歌と踊りを収録した動画の配信をユーチューブでスタートした。
動画制作は、コロナ禍で介護施設の利用や人との交流が制限される中、認知症の症状の進行を懸念する家族らのために「コロナ禍でもできること」を模索する中で生まれたアイデア。「RUN伴+やまと」の立ち上げから携わる野間康彰さんが実行委員長となり、昨年5月に中止になった市民まつりで披露する予定だった会のPRソングに振りを付けた。動画には、介護施設の職員や利用者らを中心に20施設・団体が参加。当初は10〜15分程にまとめる予定だったが、出来上がってみれば20分を超える大作に仕上がった。野間さんは「改めて人の繋がりの大切さを感じた」と動画制作の意義を語り、「今後は動画を見た人同士がつながり、新たな交流が生まれれば」と期待を寄せた。
動画はユーチューブで「RUN伴+やまと」で検索またはhttps://youtu.be/tq1yIABVgQc
タスキつないで認証理解深める
「RUN伴」は、認知症の人や家族、医療福祉関係者が一緒にタスキをつなぎ、日本全国を縦断するイベント。認知症への理解を深め、暮らしやすい地域づくりを提案することを目的に、2011年に北海道を皮切りに全国へと広がった。13年に大和市も参加。理念を大和市内で独自に広めるため16年から「RUN伴+やまと」として活動している。