桜ヶ丘親和会自治会の会長で「道守サポーターズ」登録に尽力した 若園 茂雄さん 上和田在住 75歳
気配り上手なアイデアマン
○…神奈川県が管理する道路の整備ボランティア「道守サポーターズ」に市内の自治会で初めて登録した。きっかけは”コロナ禍”。対面のコミュニケーションが取れない中、自治会内で配布した希望・要望シートの声に即応した結果だ。登録から約3カ月で植え込みは綺麗に整備され、自治会員の新たな憩いとやりがいの場が生まれた。「笹の根が凄くて何度もやめようと思いましけどね」と夏場の苦労を楽し気に振り返った。
○…横須賀生まれの横浜育ち。国鉄に勤めていた父が上和田に家を建て18歳で大和に。就職、結婚で青梅に居を構えた後、十数年前に父の家を建て直し再び大和に移り住んだ。現役時代は自ら「企業戦士」と呼ぶほどで地域に目を向けることは少なく、自治会でも当初の立場は「『若園さんの奥さん』の旦那さん」。自治会活動はご多分に漏れずリタイアしてから。3年前に会長職を打診され、のめりこんだ。
○…「気が付いたらやらないと気が済まない」性格。「道守」の他にも、回覧板に触れたくない人のためにLINEを活用した「新回覧板」をスタート。古紙の持ち去りを防ぐため自治会で事前回収するなど、様々な対策を実行。「(会長は)やることが早い」と一緒に活動する自治会メンバーも舌を巻く。そんなアイデアマンも世代交代が悩みの種。「新しいことを初めても引き継いでくれる人がいないと。ただ現役時分は難しい」と理解できるだけに悩まし気。若い人を引き入れるため、Zoomを使った打ち合わせなども検討している。
○…57歳でロードバイク、58歳でマラソンを始め、61歳の時にはサロマ湖100Kmマラソンを完走した。「何でも挑戦するのが好きなだけ。自慢話したら止まらないよ」と悪戯っぽく笑った。
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