神奈川県交通安全対策協議会が主唱する「年末の交通事故防止運動」が明日12月11日(土)から20日(月)まで実施される。今年のスローガンは「無事故で年末 笑顔で新年」。本紙では大和警察署(荻原英人署長)交通課の奥井操課長に大和市内の交通事故の傾向を聞いた。
自転車事故全体の3割
今年の大和市内の交通事故発生件数は657件(11月末現在・暫定値)で前年より38件増加。交通事故による死者は0人を継続している(対前年4人減)。
神奈川県警が事故防止の重点対策として取り組む4者(高齢者と子ども、二輪車、自転車、横断歩行者)の事故発生状況では、自転車が193件で前年より14件増加。市内の事故発生件数の約3割(29・4%)を占めている。
大和警察署交通課の奥井課長は「自転車事故は人や車が多い市内の主要駅周辺が特に多い。これからは日没が早くなるので、早めのライト点灯や反射材を活用してほしい」と呼びかけている。
飲酒運転禁止ポップで啓発
また大和警察署では12月の飲酒運転根絶強化月間に合わせ、市内を走る主要な国道や県道沿いのコンビニや飲食店に、手作りの啓発ポップを配布している。6日には県道40号・厚木街道沿いのミニストップ大和上草柳店の酒売り場にポップを設置した。交通課の担当者は「商品の近くに掲げることでより来店客の目につきやすくなれば」と話した。同店スタッフは「酒を購入しようとする20歳以下と思われる人にはレジで声かけをしているが、ポップの効果にも期待したい」と話した。