8月にシリウスでサロンコンサートを開く大和市音楽家協会の会長を務める 加藤 大聖(たいしょう)さん バリトン歌手 34歳
原動力は人とのつながり
○…1994年に設立した大和市音楽家協会を束ねるトップにこの春就任した。会長として地域との結びつきを強く意識する。その第一歩としてコロナ禍で2年間途絶えていたシリウスでのサロンコンサートを8月から復活させる。「季節を感じ、クラシック音楽の意外な一面を知ることができる特色ある内容です」
○…バリトン歌手として活動する以外にも合唱指揮者、ボイストレーナーとしても活躍する。大和市音楽家協会には先に入会をしていた知人に「男性の歌い手が少ないので、ぜひ入会を」との誘いに応じ今年で入会10年目となる。地元相模原で大学生時代から市内出身の若手音楽家を集め、クラシック音楽に触れるイベントを興し継続する。育った地域に音楽で思いを還元したい気持ちは大和も同じ。「大和の人に何ができるのか」を常に問う。
○…8歳からサッカーをはじめ高校では現プロチームの下部組織でプレー、プロを夢みていたが高校1年生の時に転機が訪れる。音楽の授業を選択教科に選んだ同級生らと共に有志を募り、全国規模の合唱コンクールの県予選に参加した。「メンバー8割5分が素人。コーラス部は5人にも関わらず結果は銅賞」と瞳を輝かせる。半月板を手術しサッカー選手としての将来を考え、選んだ道はコンクール後も続けていた歌の道だった。
○…フットサルに読書、週1で町田にある老舗ハンバーガー店の店頭にも立つ趣味の多さ。活動の原動力は過去、現在に関わりを持った全ての人たち。「人と会い話し、新しいことを作り出し外に発信するのが好き」。12月にシリウスで予定する協会の一大イベント「冬のコンサート」では大和市内中学高校のコーラス部を巻き込んだコンサートも企画中だ。
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