意見広告 震災の記憶を若い世代が伝えています 大和市議会副議長 青木まさし
東日本大震災を知らない子たち
市内の小中学生を対象とした「大和市こども体験事業」が現在行われています。参加した児童・生徒およそ20人は8月7日〜9日、東日本大震災の被災地となった岩手県陸前高田市を訪問。陸前高田市長から被災の体験談を聞いたり、震災の遺構を見学したり、現地の人たちと束の間の交流をしたりと、貴重な体験を持ち帰りました。
現在、参加した皆さんは11月26日に開催予定の市青少年健全育成大会で行う活動報告に向けて、現地での体験をまとめる作業を「事後研修」として進めています。
参加者の中には東日本大震災を知らないという子もいます。そうした中、この事業で欠かせないのが、学生や社会人の有志の方たちです。今年度は13人の有志が実行委員会を構成し、実行委員長を中心に子どもたちをフォローしています。
語り継ぎ命を守る
実行委員の多くは小中学生の時にこの事業に参加し、被災地を訪れています。震災からの復興に向けて奔走する被災地の消防士や消防団のニュースを見て、消防士を志している方もいます。
委員の皆さんは「自分たちの経験を小中学生のために役立てたい」「東日本大震災が起きた時、生まれていなかった世代に当時の記憶を伝えたい」と話します。
先の大戦から77年が経ち、記憶の風化が懸念されています。震災の記憶にもそれと同じことが言えるかも知れません。
災害はいつ、どこで起きるか分かりません。いざという時のために、一人ひとりができる備えをし、かけがえのない命を守ることが何よりも大切だと思います。ですから、10〜20代という若い実行委員会の皆さんの活動に対し、心から敬意と感謝をお伝えしたいと思います。
最後に、9月は市議会定例会が開かれます。ワクチン接種に関連した補正予算案の審議などが予定されます。また後日、ご報告いたします。
■皆様のご意見をお寄せ下さい。詳細は市議会HPをご覧下さい。
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