元プリンセスプリンセスのドラマーで、がん患者支援NPOの顧問を務める 富田 京子さん 大和市在住 57歳
ドラム目玉に、がん啓発
○…80年代から90年代にかけて爆発的にヒットしたプリンセスプリンセスのドラマーで、『M』などの作詞家。3年前のコロナ禍に歌手・麻倉未稀さんらとがん患者などを支援するNPOを立ち上げ、3月には初のチャリティーコンサートを藤沢市民会館で開催する。「大勢の人にコンサートに来てもらい、知ることから始めてもらえれば」
○…湘南のラジオパーソナリティとして通算15年以上にわたり活躍。啓発活動のきっかけはリスナーの医療従事者から誘われたがんの講演会。「身近な人ががんで亡くなっていたので」と参加すると、乳がん経験者の麻倉さんと遭遇。「大先輩だ」と慌てながらも啓発の必要性について意気投合、一緒に活動を始めた。現在は医療機関とは別の形で気軽に話せる場づくりを目指し、各所で発信を続けている。
○…大和市在住。幼稚園卒園までを横浜市で過ごし、音楽を始めたのもこのころ。「でも習うのが嫌で、戸塚駅近くの商店街にある洋食屋さんに連れて行ってもらうこと目当てに通っていました」。高校2年時にオーディションに参加。合格後は都内合宿所に暮らすため夜学に編入するなど生活が一変し、「帰りたいとぐずぐずしてました」。それでも2年半でメンバーと結束力を高め、「デビューしたこととか、初めて武道館に立ったことよりも、何気ない日常が印象に残っています。あの5人だったからこそがんばれた」。
○…2児の母。次男とは音楽の趣味も合い、一緒にライブを見に行くほどだ。「でも音楽はやらないみたい。母ちゃんが偉大なドラマーだからって」。今年で活動40周年。自身のキャリアを築き上げたドラムに感謝しながら、「啓発活動はまだ全然。ここからって感じです」とうなずいた。
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