マリンバ・ヴィブラフォン奏者として市内で精力的に音楽活動を行っている 山口 真由子さん 中央林間在住 39歳
あふれる地域愛 音に乗せ
○…19日にIKOZAで開かれた大和市さくら文芸祭の特別イベント「みんなのスプリングコンサート」に出演し、情感あふれるマリンバの音色を披露した。今夏には市内で子ども向けの打楽器教室やファミリー公演も予定するなど、地元出身の音楽家として楽器で地域活性に貢献。今年度の「市文化芸術振興賞」の受賞を機に「大和での活動が増えました。とてもやりがいがあります」と瞳を輝かせる。
○…中央林間に生まれた。幼稚園に通うころ、地元の音楽教室に通い始めた。音で自身の内面を表現できる楽器に魅了され、小学生になると作曲にも挑戦。ピアノやエレクトーンで奏でるアンサンブルの曲を手がけた際、先生から「リズミカルな曲調できっと木琴が合うから」とほめられた。この言葉が転機となり、木琴の一種であるマリンバの個人レッスンをスタートさせた。
○…つきみ野中学校、大和高校に学び、卒業後は国立音楽大学の打楽器専攻に進んだ。在学中にジャズバンドに参加し、ヴィブラフォンも弾くようになった。持ち前の音楽センスに加え、手に大きなマメを作りながら厳しいレッスンを続け、「ジャズの甲子園」と称される「ヤマノビッグバンドジャズコンテスト」で日本一に。この時の演奏がプロの目に留まり、卒業後の輝かしいキャリアへつながっていった。
○…公演活動のほか、ドラマや映画の劇中音楽への協力、テレビ出演、楽曲提供など幅広く活動中だ。市内の中学校で吹奏楽部の指導にも携わり「音楽で大和に貢献できることは、何よりもうれしいこと」と、言葉に地域愛があふれる。多忙な毎日が続くが、「時間が取れたら大好きな韓国旅行を計画しようかな」。マリンバの音色のように、声を弾ませた。
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