市内でブラジリアン柔術の指導を行う堀義雄さん(42・中央林間在住)が8日、「IBJJF国際ブラジリアン柔術連盟アジア選手権」に出場し優勝を飾った。5年ぶりの出場で、2度目のアジアチャンピオンに輝いた。
同大会は今月8日に愛知県武道館で行われ、1000人を超すアジア各国の選手が集結した。堀さんはマスタークラス(40歳〜45歳)のフェザー級に出場した。試合前は「毎回緊張してしまうが、会場に着いたら必ず表彰台を見て自分が立つイメージをする」ことがルーティンになっているそうだ。
気持ちを整えて臨んだ初戦。試合は5分間で行われ、シンガポールの選手に対し相手の背後にまわり首を絞める「裸絞め」で一本勝ち。決勝戦は判定までもつれ込む接戦となったが、積極的な攻めによる手数の多さで優位に立ち、判定勝ちで優勝を飾った。
2018年に初出場で優勝して以来、今回が5年ぶり。2度目のアジアチャンピオンに輝き、「とにかくうれしかった」と笑顔で話した。
目標は世界一
堀さんがブラジリアン柔術を始めたのは31歳から。中央林間小の在学時から高校までは野球や空手、水泳など幅広いスポーツを経験してきた。仕事も落ち着き、時間に余裕が持てるようになってきたころに「ケガが少なく、30代からでも始められる」として関心を持っていたブラジリアン柔術に挑戦。当時は近隣エリアに通う場がなく、川崎市内のブラジリアン柔術教室「VISCA」まで見学に行き、その日に入会した。
実際に競技を始めると「驚いたのは、自分より身体が小さい相手に手も足も出なかったこと」。仕事帰りにも同ジムへ通い、練習を重ねて競技にのめり込んでいった。20年3月にはブラジリアン柔術やヨガ教室などを運営する「フィットネススタジオ1440」を中央林間にオープンし、子どもの指導にも力を注ぐ。
国内外の大会に出場し、11年の選手生活で獲得したメダルは約40個になる。今後の抱負について「目標は世界一になること」と話し、まだまだ挑戦は続く予定だ。
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