「全国小学生倉敷王将戦」での予選突破に向け、精進を続ける小学生棋士が大和市にいる。林間小3年の佐藤研吾君(9)だ。
同大会は、毎年夏に開催される大会で、プロ棋士への登竜門とされている。過去には、史上初の八冠を達成した藤井聡太さんも出場している。
佐藤君は、5月に横浜市中区で行われた県予選・低学年の部(小学1〜3年)に出場し、6戦全勝で優勝を果たした。8月開催の全国大会では初めて県代表として出場。2勝1敗の健闘を見せるも、結果は予選敗退となった。大会を終え佐藤君は「初めての全国大会に出られてうれしかった。次回は予選突破を目指す」と先を見据えた。
佐藤君は現在、2カ所の将棋道場に通い腕を磨いている。道場では、大人と対局することもしばしば。
全国各所で開催される大会にも積極的に参加している。市内で開かれている「大和市健康将棋大会」では2連覇を果たしており、次回の開催も待ち遠しにしている。