引地台中学校分教室に通う亀谷宗太郎さん(1年)が11月16日、分教室の敷地内に自生していた自然薯を3日間かけて掘り出した。
重さ673gの「大物」を手にした亀谷さんは、たわしではなく素手で自然薯をていねいに洗ったという。「手にした自然薯が愛おしい反面、なぜ真っすぐ生えてくれなかったのか、という感情も芽生えました」と3日間の「格闘」を達成感と共に振り返った。
同校分教室は昨年4月、県内公立校で初となる「不登校特例校分教室」として開設された。現在は「学びの多様化学校」の呼称で1〜3年生21人が通う。県内に3校、全国には24校ある。
小林勇輝教諭(41)は「(亀谷さんは)体育の『体づくり』、理科の『植物の観察』の一環で自然薯掘りに取り組んだ。これからも関心や好奇心を大切に」と教え子にエールを送った。
亀谷さんは掘った自然薯を「ご飯にかけて大切に頂きます」と笑顔で話していた。
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