ムエタイ発祥の地・タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで2月1日〜5日にかけて「WBCムエタイジュニア・リーグ世界大会」が開催され、文ヶ岡小4年の小池隼斗君(10)が31kg級で優勝を果たし、世界一の称号を手にした。
小池君は、2023年9月10日に行われた全国大会の予選を2戦全勝で通過。さらに昨年11月5日に行われた「WBCムエタイ・ジュニアリーグU15全国大会」でも2戦全勝で優勝を果たし、世界大会への切符を手にした。
本場タイへ
世界大会は、22年8月にカナダのカルガリーで第1回大会が開催され、今回のルンピニー大会で4回目を迎えた。1分3R制で、首元より下への攻撃のみで行われる。
初戦の相手はオーストラリアの選手。スタジアム近くの屋外リングで行われた。緊張で動きが硬くなり1Rは劣勢に回るも、2Rと3Rでは優勢に試合を進め判定勝ちを収めた。
初戦を振り返り小池君は「緊張で思うような動きができず、苦戦したが、勝てて良かった」と話す。
続く決勝戦の相手はタイの選手。スタジアム内で行われ、入場とともに「ニッポン」と大きな歓声が送られた。小池君はムエタイ伝統の儀式として、リング周辺の4カ所で祈りを捧げ、リングへ上がると、戦いの神様を祝うための道具「モンコン」を頭に巻いた。試合が始まると、小池君は相手選手に猛攻を仕掛け、終始優勢に試合を運び、判定勝ち。見事、優勝を果たした。
小池君は「初戦のような緊張はなかった。大きな舞台に立ち、優勝できたことはうれしい」と笑顔で振り返った。
小池君が所属する大和南のフィットネスボクシングジム「Refre,K」の百瀬竜徳会長は「試合前のアップで受けたキックが強く、今まで以上に集中していることが分かった。試合が始まってからも終始堂々としていて、『勝てる』という確信があった」と当時の様子を語る。
優勝に向け重ねた努力
小池君は5歳でキックボクシングを始めた。現在は週6回ジムに通い練習をしている。時には大人に混じって練習しているという。さらに全国大会直前には高校生と同じ練習メニューをこなし、追い込みをかけた。「ジムの先輩たちから鍛えてもらっている。大きい相手にも攻めの姿勢を崩さない選手に憧れる」と語る。
過去にも「KNOCK OUTアマチュア」や「Bigbang」などでの優勝経験があり、ジム内では、今後の活躍に期待が寄せられている。
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